クロスボーダーM&A 【特別編】:買収先経営者のオンボーディング

06 July 2018  Japan, 東京
  • 概要

    日本企業にとって、かねてから海外企業買収による成長は最も重要な経営テーマです。クロスボーダーM&Aがうまくできるかどうかによって、次第に各企業の行く末が左右されるようになってきています。

    本セミナーは3部構成+特別編とし、M&Aの各段階で立ち戻るべき原理・原則の解説と、現場での実践のヒントの紹介に注力いたします。それぞれが独立した内容となっておりますので、ご関心に応じて個別に受講していただいても結構ですし、全体を受講していただければ、より立体的にM&Aをご理解いただけるものと存じます。


    1 クロスボーダーM&A [1] 基礎セミナー : 組織・人事デューデリジェンスと経営者リテンション
    2 クロスボーダーM&A [2] 中上級セミナー : 買収先経営者に対するコントロールの確立
    3 クロスボーダーM&A [3] 中上級セミナー : 間接統治と組織統合
    4 クロスボーダーM&A【特別編】:買収先経営者のオンボーディング
    5 クロスボーダーM&A【特別編】:事業・子会社売却における組織・人事上の論点
    6 (New!)クロスボーダーM&A【特別編】:海外M&Aの組織と人事~日経産業新聞連載内容を題材に

    セミナーでは、実際に多くの案件を支援したコンサルタントがお話をさせていただきます。少人数制で開催しますので、質疑応答やご相談なども行いやすくなっております。ぜひ、この機会をご活用下さい。


    内容

    クロスボーダーM&A【特別編】 : 買収先経営者のオンボーディング

    オンボーディングとは、買収先経営者を買い手グループに迎え入れるとともに、業績目標の考え方など、重要な点について買い手の考えを明確に伝え、買い手グループの幹部として適切かつ速やかに始動できるよう、各種の初期設定をきちんと実施することです。

    「なぜあとになって、合意した業績目標の下方修正を求めてくるのか」「業績が悪いからといってインセンティブが出ないと重要な人材が退社する、と大真面目に言ってくるが、本当か」「資質に欠けると思わざるを得ない経営者には、どのように対峙すればよいのか」など、日本企業にとって、オンボーディングの不調に端を発すると思われる問題は決して少なくないのが現状です。

    本講座では、具体的な問題事象を紹介するとともに、その背景あるいは原因を読み解き、日本企業がどのように対処すべきかを解説します。過去案件に起こっている今の問題を解決するために、また現在進行中の案件をうまく進めるために、ぜひお役立てください。


    • 日本企業によく見られる問題事象
    • オンボ-ディング(迎え入れ/初期設定)の建て付け
    • 買収先経営トップとの対話とコミットメントの取り付け
    • 経営層のオンボーティング:リーダーシップ融合ワークショップ
    • 速やかなガバナンス施策の実施・導入
    • 質疑応答

    日時

    2018年4月27日(金) 10:30 - 12:00 (終了)
     
    2018年7月6日(金) 15:30 - 17:00 (終了)
    ※キャンセル待ちをご希望の方は、 mercercollege.japan@mercer.comまでご連絡下さい。

    場所

    マーサージャパン株式会社:会議室(東京ミッドタウン16階)
    東京都港区赤坂9-7-1
    ・都営大江戸線「六本木駅」(8番出口直結)
    ・東京メトロ日比谷線「六本木駅」(地下通路直結)
    ・東京メトロ千代田線「乃木坂駅」(3番出口) → 徒歩約3分
    ・東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」(1番出口)→ 徒歩約10分

    参加費

    無料

    定員

    8名

    対象者

    M&Aまたはグループ・海外人事に関わる方を主な対象としています。
    ※弊社と同種・類似のサービスを提供されている企業様のお申込はご遠慮いただいております。悪しからずご了承下さいますようお願い申し上げます。

    お申込

    フォームに必要事項をご入力の上お申込み下さい。

     
    ※キャンセルの場合には、その旨事前にメールにてご連絡を頂けますようご協力をお願いいたします。
    ※当日は受付で御名刺を頂戴いたします。
     

    お問い合わせ

    ご不明の点等ございましたら、下記までお問い合わせ下さい。


    マーサージャパン株式会社
    グローバルM&Aコンサルティング部門

    講師

    竹田 年朗
    竹田 年朗(たけだ としろう)
    グローバルM&Aコンサルティング パートナー

    株式会社大林組、外資系コンサルティング会社(戦略系、組織人事系)を経て現職。
    日本企業の海外企業買収に対して、デューデリジェンスからPMIまで、幅広い支援を提供している。特に最近は、買収先のコントロールの確立、および経営統合・組織統合をテーマとしている。2009年12月から2018年12月まで、M&A専門誌「MARR」にて毎月論文連載、その後も寄稿随時。
    著書に、「クロスボーダーM&Aの組織・人事PMI」(中央経済社、2019年)、「買収効果が出る クロスボーダーM&Aの組織・人事手法~コントロールと統合の進め方」(中央経済社、2016年)、「クロスボーダーM&Aの組織・人事マネジメント」(中央経済社、第7回M&Aフォーラム賞受賞)などがある。
    経済産業省「海外事業者の視点に基づく日本企業との投資提携の定着に関する調査」研究会委員を務める。
    石川県金沢市出身。東京大学法学部卒、コーネル大学ジョンソンスクール経営学修士課程修了(MBA)。
     
    横田 真育
    横田 真育(よこた まいく)
    グローバルM&Aコンサルティング コンサルタント

    日系大手物流企業米国法人人事部を経て現職。
    米国人事スペシャリストとして給与・採用をはじめとする人事業務から、雇用法や安全衛生基準法へのコンプライアンス案件に従事。
    雇用機会均等法に対しての知識や米国人事のノウハウを活かし、就業規則改定などの人事制度構築や報酬・福利厚生制度の改定、また米国日系企業での恒常的な課題の一つでもあるダイバーシティーマネージメントの経験を有する。
    現職では、主に日本企業の米国・欧州・アジア地域での買収案件等を担当し、特にグローバルでの事業買収に伴うセパレーションイシューへの対応や、確定給付型年金の引き継ぎ交渉等に代表される人事的難度の高い案件に従事している。
    直近の支援実績概要:
    • 日系製造業による米国企業買収案件 - 欧州及び米国の事業譲渡を含むグローバルカーブアウト
    • 日系上場企業(保険・金融、製造、メーカー等)による米国上場企業買収案件を複数支援
    • 日系企業による英国企業買収案件 – 欧州、アジア、米国での企業分割を伴うグローバルカーブアウト
    ノーステキサス大学経営学部人事・組織行動学専攻卒。
    米国人材マネジメント協会公認プロフェッショナル(SHRM-CP)
     
  • タイトル: クロスボーダーM&A 【特別編】: 買収先経営者のオンボーディング

  • 開催日: 06 7月 2018

  • 開催場所: 東京, Japan

『クロスボーダーM&Aの組織・人事PMI』

著者: 竹田 年朗(マーサー ジャパン株式会社 グローバルM&Aコンサルティング部門 パートナー )
出版日: 2019年4月1日
出版社: 中央経済社